⚾課題は三振の多さ、大盛「ハングリー精神持ちながら、レギュラー獲る気持ちで」担当・松本スカウトからのエピソードも【お好みワイド】
[2020年10月 カープ関連 テレビ放送]
NHK広島 “お好みワイドひろしま” でカープ大盛穂選手の特集が放送。担当の松本スカウト秘話や、大盛の目標とは。
担当は松本スカウト、育成からレギュラーを目指す大盛穂
大盛「2軍ではやっぱり体験できないので、大勢のファンの方に囲まれてプレーすることはホントに嬉しいです。走塁とかこだわってきたので、こうやって1軍の舞台で良い走塁とか盗塁ができてることは、ホントに良いことだと思ってます」
大盛選手は静岡産業大学から育成ドラフト1位でプロ入り。高校、大学とも全国レベルでの実績はなく、注目を集める存在ではありませんでした。そんな大盛選手に目を付けたのがこれまで菊池涼介選手の守備や西川龍馬選手のバットコントロールなど、一芸に秀でた選手を見いだし、獲得にこぎ着けてきました。当時、ほかの球団からの調査はなく社会人野球からも声がかかっていなかった大盛選手の足の速さに目が留まった、と言います。
松本スカウト「2年生の時にピッチャーの子を見に静岡産業大学に行きまして、そしたらセンターで足が早くて肩強い子がいるな、と思って。年を重ねていくごとにまた力つけてるなとか、そういう感じで思い出して」
松本スカウト「4年生の時は、これもしかして、行ったらおもしろいんじゃないかな?っていう感じで、育成で獲っても支配下にはすぐ上がれると」
大盛「ボクがこの世界に来れたのも、松本さんのおかげなので、ホントにそこは感謝して、恩返しできるように」
育成から支配下へ
そしてカープに入団。1年目に背負った背番号は、育成選手がつける3桁の124でした。1軍でプレーできない育成選手という立場に悔しさを感じながら努力を続け、去年のシーズンオフに支配下登録をつかみました。
大盛「入団できたら立場は変わらないって言われますけど、自分の中では2桁と3桁っていう壁があったので、ホントに悔しい気持ちを持って、絶対に支配下なるっていう気持ちで毎日取り組んでました」
巨人・菅野
そんな大盛選手が入団前に対戦したいピッチャーとして挙げたのが“菅野選手”。先月29日の巨人戦では、開幕から11連勝中だった菅野投手と対戦。その第1打席。打球は外野の頭を越えました。自信になったと結果を出しました。しかし、そのあとの2打席は連続三振。球界を代表するエースを前に、大きな力の差を感じました。
大盛「スゴいです、やっぱりピンチの場面になると人が違うというか、やっぱギアチェンジって言われてるので、ホントにそういうのがあるんだなっていうふうに、身を以て体験しました」
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